会長のご挨拶

北海道社会福祉協議会会長就任にあたって

 このたび、令和7年6月25日に開催されました理事会におきまして、第9代会長に選任されました塚本泰司でございます。微力ながら、北海道における福祉の充実のため、本職を全う致す所存であります。

 まずは、70年余りの歴史の中で、長年にわたり本会の運営にご尽力されてきた歴代会長をはじめ、関係各位の多大なるご支援、ご協力に改めて心より敬意を表します。

 本道の福祉を取り巻く状況は大きく変化しております。全国を上回るスピードで進む少子高齢化、社会的孤立や生活困窮世帯への支援など、公的サービスのみでは解決しきれない課題が増加しています。

 さらには、福祉人材の担い手不足により各地域での福祉サービスの維持が厳しいものになってきていることや、頻発する災害への対応など直面する課題の多くは難題ばかりであり、地域福祉を推進する社会福祉協議会への期待は高まっています。

 これら諸課題に対応していくためにも、これからはより一層、福祉の垣根を越えてあらゆる分野の方々と連携しながら、誰もが安心して住み慣れた地域で暮らせる地域社会づくりに取り組んでいく必要があります。

 本会といたしましては、引き続き、会員の皆様をはじめとして、様々な関係者の皆様達と連携を図りながら、役職員一丸となって多様な事業を展開し、地域福祉の一層の充実と発展に努めて参りたいと思いますので、何卒、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ、就任の挨拶とさせていただきます。

令和7年6月

社会福祉法人北海道社会福祉協議会

会長 塚本 泰司